いきものとどめがみリスト


日本の野鳥1

いつもの3種

スズメ・シジュウカラ・メジロ since 2013


都会に住んでいる人でも、家のまわりや公園などで観察できるスズメ・シジュウカラ・メジロ。いつも見ているようで実は見落としている、知っているようであまりよく知らない鳥たち。同じ場所で見られるけれども、巣をつくるところはまったく違い、メインの食べ物もまったく違うこれらの3種は、観察の第一歩としてよそみっこのクラフトワークショップ・観察会で定番の鳥たちです。

特にスズメは、小さなお子さんにとっても「ちゅんちゅん」の呼び名で人気なため、作りやすくしています。(スズメが好きな大人向けに、背中の模様を再現した[むずかしい]バージョンもあります。)

ワークショップでこの3種が並ぶと、馴染み深いスズメと、緑がかわいいメジロが大人気。がんばれシジュウカラ、まけるなシジュウカラ。


使用事例:三菱地所株式会社、三菱地所・サイモン株式会社(PREMIUM  OUTLET)、東京ミッドタウン・地域自然情報ネットワーク、株式会社地域環境計画など多数

プラスの2種

ハクセキレイ・ツバメ since 2013


[いつもの3種]に加えてワークショップでよく登場するのが、このハクセキレイとツバメ。よそみっこの活動範囲では、ハクセキレイはコンビニの駐車場で、ツバメは駅前で観察することができます。ハクセキレイは、「見たことあるけど名前までは知らなかった!」という方が多く、ツバメはよく見ているけど、なぜ春夏しか見かけないのか、巣立ちした後はどうしているのかまではあまり知られていない印象です。どちらも掘り下げやすい身近な鳥です。


使用事例:港区麻布支所・株式会社緑生研究所、板橋区立エコポリスセンター、東京ミッドタウン・地域自然情報ネットワークなど多数

夏のカラフル2種

キビタキ・オオルリ since 2018


4月から10月くらいまで、南から訪れる2種類です。よそみっこの活動地域で見られるのはとても珍しく、彼らが山の方へ移動する時に寄った公園・緑地で、たまたま出会えるかもしれない鳥たちです。オオルリの作るレベルは[かんたん]、キビタキは模様が多く[むずかしい]になっています。

彼らの移動、子育て環境について紹介することで、普段あまり気にしない[環境の連なり]について気づくきっかけになります。


使用事例:稲城市環境課、氷ノ山自然館 響の森など

秋冬のオレンジ2種

ジョウビタキ・モズ since 2018


10月くらいにはモズが、11月くらいにはジョウビタキが、住宅地や街中の公園緑地にも姿を見せます。

モズは小さいながらも肉食。鋭く曲がったくちばしを持っています。ワークショップで作ることは少ないですが、会場に展示しておくことで鳥の食べものの多様さをお見せすることができます。

ジョウビタキは家のアンテナの上、杭の先っぽなどに止まっているのが観察しやすく、鳴き声もわかりやすいので、冬の観察に彩りを添えてくれます。

川のセキレイ3種

ハクセキレイ・セグロセキレイ・キセキレイ since 2013, 2018


川で尾羽をふりふり、セキレイたちです。ざっくりとですが、下流にハクセキレイ、中流にセグロセキレイ、上流(渓流)にキセキレイが多いイメージです。川の環境もさまざまで、それによってセキレイたちのいる・いないもさまざま。「ハクセキレイとキセキレイはいるけど、セグロセキレイはいない」ような川もあり、それがなぜなのか紹介して川の環境について考える機会にすることができます。

ながい尾羽の2種

エナガ・オナガ since 2018, 2013


長い尾羽の持ち主たち。「柄長」・「尾長」と名前にも表現されています。よそみっこの活動地域では、ほとんど木の上で見かけます。

エナガは東京23区内で数が増えてきているそうで、冬にシジュウカラやメジロなどと群れをつくるので一緒に紹介します。

オナガは、近くに高い木のある社寺や古い庭園のある場所で実施するときに登場します。木の高いところは、普段あまり視線を向けないところ。存在に気づかない人も多いので、紹介すると「こんな青の綺麗な鳥がいるのか!」と驚かれます。